✴︎ガリバーフリマで車を買った話 後編✴︎
あれから2週間程経ちました。
一向に連絡が来ません。
痺れを切らしてこちらから電話をしてみると、担当者さんが不在のため後日掛け直すという回答でした。
翌日早速事務局から連絡があり状況を尋ねると、出品者さんがなかなか応じてくれない状況ですとのことです。
また進展したら連絡をくださるそうなので再び待ちます。
数日後、今度は引き渡し店舗のガリバーから連絡。
エンジンだけでなくブレーキも漏れていました。事務局のほうにも連絡しておきます。
という内容。
もぉーー。
月7000円の空の駐車場に車を止められるのはいつになるのかしら。
また2週間程して事務局から連絡が入ります。
「やはり出品者さんは修理には応じていただけなくて、お客様の方で修理をしていただく形になってしまいます」
だそうです……。
そうですよね。
そのまま修理をお願いしようと思ったのですが、知り合いの工場などがあるなら納車後直接持っていくほうが安く済みますと配慮いただきました。
私も色々言いましたからね……。
最初は納車後ディーラーに持っていく事も考えていたくらいなので金額のことはそこまで細かく考えていなかったのですが、ただ出品者に納得していない事が伝わればと思って交渉させていただきました。
修理は全然予算以内なのでこれもご縁と思いそのままガリバーでお願いすることにしました。
引き渡し店から電話で修理に入りますとご連絡いただき、いざ修理へ。
本体を開けるとまた不具合が見つかり店舗から連絡が入ります。
また修理費の負担が何処になるのかの話になり、事務局と連絡を取って後日お伝え
ということが繰り返されました。
そして、最終的にかかった時間は半年。
修理費は色々あって18万かかりました。
やっと……。やっとです!!
もう冬も越しましたので、タイヤも来年まで買う必要が無くなりました。
ラッキーです!!
もうそういう風に考えていこうよ!!
そんなこんなで、ガリバーフリマさんを利用するとこんなケースもあるよという記事でした。
今は利用してよかったと思っています。
修理しなければならない事も想定内でしたのできちんと予算内に収まりました。
連絡の遅さは少し気になりますが、こちらもあまり急かさなかったですからね。
予算100万
本体手数料込み42万
修理費18万
計60万
これで一旦無事に納車までこぎつけました。
よかった。これでようやくカスタム記が付けられます。
ただね……、また問題が発生するんですよ。
それはまた別の記事で。
To be continued➡︎
✴︎ガリバーフリマで車を買った話 前編✴︎
夏に車を探し始めて、秋に名義変更、納車は翌年春……
「車本体42万、修理に20万かかるとしても62万なら修理済みの平凡な車を買うより全然いいわぁ!」
なんて呑気な事を言っていた彼女も、店舗担当者さんからの連絡でテンションが下がり気味に。
ご厚意で納車前に点検してくださったらしく、その事で連絡が来たんです。
「お車なんですが、雨漏りしていて……」
雨漏り? ノープロブレム! とりあえずシリコンでも埋めたろ!
「オイル漏れもありまして……」
オイル漏れ? どこですか?
「エンジンなんですが……一度現車確認されますか?」
ど素人ワイ、見てもよくわからないしもうお金払っちゃってるからどうしようもないけどとりあえず見せていただくことにしました。
自分では専門用語とかどこのことをおっしゃっているのかわからないので配偶者と予定を合わせて同行してもらいました。
いやよね、無知って。けど、無知は軽にでも乗ってろ! なんて冷たいこと言わないでよね。
店舗に着き、中へ通されてドリンクを出していただいて待つこと数分。
窓を眺めれば枠外から颯爽と現れるオープンカー。
あぁ……これが私の車かぁ……。
かっけぇ。
もうね、修繕費とか想定していたから全然いいんですよ。直して乗るつもりだったし。
だけどね、現車確認で担当者さんと整備士さんの説明を聞くと、中開けなくてもエンジンオイルが漏れてベルトに付着していて危険であると。さらに中開けると他にも不具合が出てきそうだというんですよ。
一抹の不安。
もしかして想定していた以上にお金がかかるんじゃあ……?
少しびびりつつ、とりあえず出してくださった見積もりをいただいて再び店内でお話の続きを。
結構色々きちゃってるんですねー。
「そうですねー、事故車で……」
えっ……!?
それは初めて聞きました……
やられたと思いました。
担当者さんが席を外された隙に何度もwebで修復歴なしの文字とガリバー確認済み表示を確認してしまいました。
あとから知ったのですが、修復歴と事故歴は違うそうです。事故ってもフレームが無事でボディを直す程度なら修復歴にはならないそうなんです。ややこしいっすね。
程度が良い割に良心的な価格設定だなと思っていたけど
まさか事故車を掴まされていたとは……。
同情してくれたのか、担当者さんが店長さんを呼んでくれます。
店長さんが言うには、この車をガリバーさんが買い取って、別の車を用意することも出来るそうです。その場合少し値段は上がってしまうけどということでした。
別の車……
見渡す限りのミニバン、ワンボックス、SUV……。
あーいやー……
大衆車は好みではないもので……。
もはや修理して乗るという選択肢しか私にはありませんでした。
なのですが、修理費用を誰が負担するのかという話が出てきました。
普通は買い手なのですが、これはガリバーさん的にも判断が難しかったようです。
「修理ということになると、おそらく修理代は出品者さんと折半になるかと思います」
ということで、再びフリマ事務局に仲介していただくことになりました。店舗からフリマ事務局に連絡が行き、店舗にいるのに私の携帯へフリマ事務局から電話が来るというちょっと不思議な状態になりながら、出品者と連絡を取って、結果がわかり次第連絡をいただくことになりました。
To be continued⇨
✴︎ガリバーフリマを利用する際の注意点✴︎
ガリバーフリマとは、売りたい車の見積もりが低すぎた場合などにもう少し高い値段で売りたい人がフリマという形でガリバーを通して完全匿名で個人間売買できるシステムです。
自分で価格を付けられますから、売り手は納得のいく価格で取引ができます。売れればですが……。
基本的にサイトに載っている内容は自己申告です。
記載内容に相違があったりしても瑕疵担保責任に問うことはできませんし、おかしな箇所が見つかってもガリバーを通さないと連絡が取り合えません。
かといってガリバーはただの仲介なので当然責任は取ってくれません。
そんな恐ろしい話ある?
とお思いになることでしょうが、そこで目安にするのがガリバー確認済み表示です。
この表示はガリバーが修復歴やメーターの確認を行なったものにのみ付くものです。
とはいえ買い手としては現車確認ができないのはかなり痛いです。
実車を見ることが出来るのは売買契約成立後。入金を終えて出品者からガリバーへの車の引き渡しと出品者への入金が終わった後ですから、現車を見てボディが歪んでいてもエンジントラブルがあってももうお金は戻ってきません。
もっとも、状態の良い車だったらフリマに出さずとも買取りで良い値段がついているはずですからね。
購入前に必ずコメント欄で詳しく深掘りして値引き交渉をするなら先にしておきましょう。
コメント欄は公開されていますし、交渉している間に他の人に買われてしまうこともありますが、案外良い車が常時出品されています。きっと他にもいい子が見つかるよ。
流れ的には
購入決定
↓
ガリバーから電話連絡。購入意思の確認。
出品者は引き渡しまで車に乗る事ができるので、新たに不具合が発生していないか等ガリバーが出品者に連絡をとる。ついでに聞きたいことがあればここでお伝え
↓
ガリバーが出品者とのやりとりを終えると内容を落札者へ伝えるために再度電話連絡が入る。
問題なければ入金手続きへ
↓
入金確認後、出品者からガリバーへ車の引き渡しと出品者への入金が行われる
↓
落札者が予め指定した引き渡し店舗に車が到着すると、引き渡し店舗から連絡が入る
引き渡し店舗の担当者が名義変更などの手続きを代行(代行料も手数料に含まれている)
↓
納車
という流れになると思う。
たぶん。
というのも、
私の場合そう上手くはいかなかったんです。
私のNA、最終的に納車した時には一年残っていた車検が半年になってしまいました。
なぜ……。
To be continued↪︎
✴︎NAとの出会い、購入決定までの流れ✴︎
元々レースゲームなどは好きなのですが、そんなにクルマに詳しいわけではありません。
アスファルト9リリースで入れ替えてからあまりやらなくなってしまいました)
情報はだいたいネットサーフィンで得るので専門誌などを買うほどでもなく車は趣味の中でもプライオリティが低めでした。
(趣味が多すぎなんですよぉ!)
なので軽で好みに合う車を探そうと思うと
このくらいしか思い付きませんでした。
それらの車を中古車販売サイトで調べると、
あっ……結構高い……。ゲーミングパソコン買える……。
……やっぱり車っていらなくね?
またそんな風に考えちゃったりして
けどそろそろ車通勤に切り替えたいよ。時々公共交通機関の動いていない時間帯の出勤もあるし、異動先遠いんだもの。
さて、車のことばかり調べていたせいかGoogle先生がおすすめしてくるのも車関係が多めになっていました。
そこで初めてGulliverフリマのサイトに出会ったんです。
広告にはワンボックスカーが9万!みたいな感じに載っています!(うろ覚え)
ほうほう!
まずはセダンタイプの外車から検索。
えっ、ジャガーが18万!?
年式は古いけど、状態は良さそう。
揺れ動く心。
数日間悩み、人に相談したりして維持費の所で躊躇していたところ、他の方と売買契約が成立してしまいました。
未練が捨てられずサイトを見る日々。
嗚呼、おベンツ様が50万で手に入れられる時代かぁ。
自身の安全を考えるならベンツやボルボも捨てがたいです。自分が気を付けていても、当てられる可能性を思うと……。
ただディーラーさんが近くにあるとはいえ外車はパーツを輸入するため修理費が高くつくと聞きます。
なにか他にセダンで良いのないのかしら。
価格の安い順でページをめくっていくと
ユーノスロードスター
リトラクタブルにソフトトップのクラシカルで優美なデザイン。
その個体はウッドステアが装備されていました。
ますますレトロでカワイイじゃねーの。
NA6CEと古い世代ですので走行距離は14万キロとそこそこヘビィ。
ですが、
本体価格30万(Gulliverに支払う手数料が別途12万かかるので42万)
ミッション MT
ガソリン
排気量1600cc
と複数の条件をクリアしたクルマです。
配偶者にも相談しながらまた数日悩みます。
配偶者も以前はクーペに乗っていたので私の趣味も理解はしてくれました。
(むしろ配偶者の影響なんです。車を買うことにしたのも)
ネットでもロドの走りを検索しまくります。
YouTubeでこういうの観まくりました。
マツダ ロードスター動画試乗レポート ~初代・2代目・3代目を一気乗り!~/嶋田智之
《ENG-Sub》2015 NDロードスター登場 土屋圭市 感激インプレッション!!【Best MOTORing】
土屋圭市 マツダ・スポーツカーを語る。 RX-7&ROADSTER
特に最後の動画のドリフトキングの語りがかっこよくて。
このクルマがいいなっていう思いが一層膨らみました。
それにしても安い……。
本当に大丈夫なんだろうか?
ガリバー確認済みマークもついているので、表示内容は信用して良いらしいのですが……。
修復歴はないけど腐食等がありますよと書いてありました。
まぁ古いクルマですしね。
走行に問題ないという出品者さんのコメントを信じて、仕事の休憩時間に
ポチ……
はっ!!
落札しちゃった!!
そんなわけで仕事に戻っても内心ドキドキしながら時間を過ごしていました。
けど個人間売買。
案の定、一筋縄ではいきませんでした……。
To be continued☞
✴︎人生初のマイカー、どう選ぶ?✴︎
彼女はいいました。
『なぜウン百万かけて買って維持費を支払い続けるものに美しさを求めないの』
彼女は昔から大衆車が好きではありませんでした。
気に入らないものを我慢して使うなら無くていい。
だからマイカーは持たず公共交通機関を利用して生活していました。
彼女の理想はとても高いのです。
理想の車、それは
キャデラック1959エルドラドビアリッツ
エルビスプレスリーの愛車で有名、ピンクキャデラックとして親しまれるそのクルマは、現代の車にはない曲線美とラグジュアリーな内装美を兼ね備えておりました。
ロケットに夢を見た時代の車です。
最高に美しいですよねぇ。
でもクラシックカー、しかもピンクキャデラック 。ピンクでなくともなかなか手に入らないし、手に入ったとしても外車ですから維持費もそれなりに嵩むでしょう。
70年代ならまだしも50年代ですからね……。ピンクなら軽く家が建つくらいはするんじゃないかなぁ。
それにめちゃくちゃデカイ!!
ザ・アメ車という感じです。
いくら美しくても子育て前の平凡な会社員がクラシックカーを維持していくのもさすがに現実的ではありません。
こんなのや
こんなのも好きですが……
現代にはなかなかないデザインです。
では彼女の欲求を満たす比較的新しい車とは?
光岡 ラ・セード
残念ながら生産終了してしまっておりますが、クラシカルなフォルムの日産 シルビアベース。
光岡 himiko
こちらもクラシカルでロングノーズのスポーツカー。ベースはマツダ ロードスター。
光岡さん、今ではあまり見られないロングノーズでグリル付きの美しい見た目とベースカーの確かな性能は憧れのメーカーさんのひとつです。
メルセデス ゲレンデ
曲線も好きですが、この強そうなフォルムも好きなんです。本当に頑丈だし。
ラングラーも憧れますね。
SUVなら曲線ではなく直線的なものが美しいと感じます。
なので
スズキ 新型ジムニーも好き。
軽なので税金が安い。新しいので維持費も少なく済むでしょう。
しかしやはり、しがない会社員には高級車は中古でも中々手が出せない価格帯。ジムニーは人気で供給が足りていないというではありませんか。
「え、これから街はジムニーに溢れるの? 駐車場紛らわしいし嫌だわ」
彼女の住む街はやたらとハスラーが走っております。
そこで彼女はベースを安く手に入れてカスタムするのはどうかというのも考えてみました。
キャルルックカーのキャルステージ
人気のワーゲンバス風カスタムもおしゃれです。
ベースはハイゼットやボンゴなど自分の用途に合わせて選べます。
カーカスタムなら、ベースを抑えれば100万円前後で素敵なクルマを手に入れられますし、安全面も考慮されています。
最後までこのカーカスタムが彼女のクルマ候補に挙がっていました。
ベースは維持費を抑えるために軽貨物を選ぶとすると、価格は中古で10万以下で取引されていたりします。ですがその場合ですと走行距離14万キロ以上の社用車であったり、年式の古い車だったりするので、寿命の方が心配です。
彼女はいいました
「車に求める条件を明確にしよう」
彼女がクルマに求めるものは
①目標金額100万円以下(タイヤ、修繕費含む)
②排気量2000cc以下
③ガソリン車
④マニュアル
⑤できればロングノーズ
⑥できればコンバーチブル
⑦できればフェンダーミラー
エンジン・ブレーキが正常に動くなら走行距離や年式はそこまで気にしない。
といった感じで探します。
修繕費諸々込みで100万なので、本体は50万以下で入手できると理想的です。
さぁ、彼女の理想のクルマはあったのでしょうか。
To be continued→