✴︎ガリバーフリマで車を買った話 前編✴︎
夏に車を探し始めて、秋に名義変更、納車は翌年春……
「車本体42万、修理に20万かかるとしても62万なら修理済みの平凡な車を買うより全然いいわぁ!」
なんて呑気な事を言っていた彼女も、店舗担当者さんからの連絡でテンションが下がり気味に。
ご厚意で納車前に点検してくださったらしく、その事で連絡が来たんです。
「お車なんですが、雨漏りしていて……」
雨漏り? ノープロブレム! とりあえずシリコンでも埋めたろ!
「オイル漏れもありまして……」
オイル漏れ? どこですか?
「エンジンなんですが……一度現車確認されますか?」
ど素人ワイ、見てもよくわからないしもうお金払っちゃってるからどうしようもないけどとりあえず見せていただくことにしました。
自分では専門用語とかどこのことをおっしゃっているのかわからないので配偶者と予定を合わせて同行してもらいました。
いやよね、無知って。けど、無知は軽にでも乗ってろ! なんて冷たいこと言わないでよね。
店舗に着き、中へ通されてドリンクを出していただいて待つこと数分。
窓を眺めれば枠外から颯爽と現れるオープンカー。
あぁ……これが私の車かぁ……。
かっけぇ。
もうね、修繕費とか想定していたから全然いいんですよ。直して乗るつもりだったし。
だけどね、現車確認で担当者さんと整備士さんの説明を聞くと、中開けなくてもエンジンオイルが漏れてベルトに付着していて危険であると。さらに中開けると他にも不具合が出てきそうだというんですよ。
一抹の不安。
もしかして想定していた以上にお金がかかるんじゃあ……?
少しびびりつつ、とりあえず出してくださった見積もりをいただいて再び店内でお話の続きを。
結構色々きちゃってるんですねー。
「そうですねー、事故車で……」
えっ……!?
それは初めて聞きました……
やられたと思いました。
担当者さんが席を外された隙に何度もwebで修復歴なしの文字とガリバー確認済み表示を確認してしまいました。
あとから知ったのですが、修復歴と事故歴は違うそうです。事故ってもフレームが無事でボディを直す程度なら修復歴にはならないそうなんです。ややこしいっすね。
程度が良い割に良心的な価格設定だなと思っていたけど
まさか事故車を掴まされていたとは……。
同情してくれたのか、担当者さんが店長さんを呼んでくれます。
店長さんが言うには、この車をガリバーさんが買い取って、別の車を用意することも出来るそうです。その場合少し値段は上がってしまうけどということでした。
別の車……
見渡す限りのミニバン、ワンボックス、SUV……。
あーいやー……
大衆車は好みではないもので……。
もはや修理して乗るという選択肢しか私にはありませんでした。
なのですが、修理費用を誰が負担するのかという話が出てきました。
普通は買い手なのですが、これはガリバーさん的にも判断が難しかったようです。
「修理ということになると、おそらく修理代は出品者さんと折半になるかと思います」
ということで、再びフリマ事務局に仲介していただくことになりました。店舗からフリマ事務局に連絡が行き、店舗にいるのに私の携帯へフリマ事務局から電話が来るというちょっと不思議な状態になりながら、出品者と連絡を取って、結果がわかり次第連絡をいただくことになりました。
To be continued⇨